都心を離れ郊外で大規模なスーパーマーケットなどを運営しているところが大変増えてきています。そのようなところではアメリカのように広大な駐車場を持っているのが当たり前となっています。ところがここに一つの問題があります。日本は所詮アメリカとは違います。
アメリカのように広大な敷地が自由になるような環境でありません。ですから日本では、郊外といっても土地の価値は大変高いです。アメリカのようにまとめて広大な土地を購入することは不可能でしょう。郊外のスーパーマーケット運営で一番大切なのは、何と言っても広い駐車場ということになります。
できれば立体駐車場ではなくて、平面的な、広い青空天井式のものが理想的です。しかしながらそれには土地の制約という厳しい現実があります。そこで郊外でも最近では、自走式立体駐車場を導入するところがどんどん増えてきています。自走式は、車が自分で長い自動車専用スロープを登り、求める駐車スペースに到着するという仕組みです。
郊外のこのタイプの駐車場は、3段式か、4段式までが多いようです。郊外でも自走式立体駐車場を構築することの意味合いはとても大きいです。郊外でスーパーマーケットやディスカウントショップを健全に運営しようとすれば、たくさんの車を収容できる駐車場が絶対に必要です。ところが平面的な駐車面積には限界があります。
一番便利なのは地下駐車場や建物外部に隣接する青空駐車場ではないでしょうか。しかしながら駐車する車の台数を増やそうとなれば、自走式立体駐車場にする以外に道はありません。